「誰かを殺しても 死にたく なかった。」
そう 貴方はゆっていた?
SHINE
いつからだろうか。
独りを感じ始めたのは。
「俺は誰なのだろうか」
空を仰ぎ男は呟いた。
日に焼けた茶色の髪をした頬に傷のある男。
誰をも寄せ付けぬ雰囲気をだしている。
しかし、どこか物悲しい。
それもそうなのだろう。
彼は幼い時から「戦い」の中で生きた。
――生と死のカオス
シン・デッド・ライン
この最高のストレスの中で生き続けた彼は壊れてしまっていた。
人間として。
いや、生物としてだろうか。
彼が近づくといかなる生物も逃げ出した。
四肢の動物は言うまでも無く、
鳥や――
あまつさえは蟲までも。
悲しくなどは無かった。
平気な顔をしていた。
強い振りをして。
―― ホントウ ハ ナイテ イタ ノ ニ 。
戦っているときだけ孤独は感じなかった。
脳内麻薬が自分を犯していた。
この快楽だけが慰めだった。
それはとてつもなく悲しい行為だと知っていたけれど
自分にはソレしかないと理解していた。
目を瞑り
日光を瞼に感じる。
ソレはとてつもなく暖かくて。
温もりはこんなにも近くに在ったのに。
それに気付けなかった自分に腹が立つ。
密林の奥
血の匂いしかしない場所にも
この暖かさは在った筈なのに。
「馬鹿な男だ。」
自身に軽蔑の言葉を吐いてニヤリと笑う。
引きつった笑い。
君に逢ってから俺は笑えるようになった。
「カシム」を捨てるよ。
もし捨てれはしなくとも過去の笑い話に。
今は無理かもしれない。
でも、君がいるならば大丈夫だ。
「宗介!そんな所で何やってるのよ!?」
校庭の、そう ちょうど自分と正反対の位置に君がいた。
前では近づけなかった距離。
走っていく、君へ。
君へ。
途中、呟く。
「有難う、千鳥。」
やっと 光 を見つけた。
――― 愛する君。
「一緒に帰ろう、一緒に。」
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こんにちわ。
さようなら。(ぇ
あああ初そーかなですヨー。
カナソウなのにね推奨は。
宗介は受けなのに。
カシムも受けなのに。
そう、この小説・・・多くは語りません。
とりあえず宗介はずっと戦いの中で生きてきました。
気付いたら「仲間」はいるけど
周りに人はいたけれど
「独り」だった。
人の命よりも「任務」だった。
そんな中で任務じゃない、理屈じゃない「タカラモノ」を見付けた。
狂ってしまって
無表情を盾にして泣き顔を見せるまいとしていたのが違えた。
全てを捨てて
護るものが出来た。
多く語りましたすみません
因みに最初(タイトル前)の言葉はカナメによるものです。
「言った」より「ゆった」の方がやわらかくてスキ
よくわからんね。
てかなんとまぁハズカシイ・・・ぎゃあああ
まーそういう感じです。見てくれた方々に感謝いたします。笑
2003/09/27 ギンギュもとい 水城直人
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