君が独りで泣いている事 ずっと 知っていた。



「キズは もう 癒えたのですか」















  路地裏哀歌エレジー  









日陰

校舎裏

脳内密室



此処は私の「
秘密の花園



いつものように木陰に座り、

本を片手に読み始める。

でも今日はいつもと違う心模様。

5分とたたぬうちに本を閉じ空を見つめる。

そして口を開く。









「お早う、相良クン。」



ぶっきら棒に他人行儀に言ってみる。

彼は少し困ったような驚いた顔をして言うだろう。



『お早う、千鳥。・・・どうかしたのか』



そして私はこう答える。



「何でも無いけど。」



『むぅ・・・何か俺がいけないことでもしたというのか。』



「何でも無いって言っているでしょう。何でもないわよ。」



『いやしかし・・俺は君を護るように・・・言うなれば生かすようにとの命を受けているからな。』



「・・・何でもない!」



「何がなんでもないんだ」



「しつこいわよ!・・って何であんたが其処にいるの」



「・・・いけないだろうか」



「別に」







突然の来訪に驚く。

脳内での妄想に近い会話に続けての現実。

少しばかり面白い気もしたがしかしどこか気恥ずかしい。



別に彼は悪くは無い。

でも気恥ずかしさ故に喧嘩腰になってしまう。



――いつものように。





悲しいですね。いつからか素直になるのを忘れてしまいました。

今ではすっかり壁を造る事に慣れてしまって。

こんなんでもちゃんと悲しんでいる時だってあるんです。

当たり前でしょう。

いつも馬鹿やってるけど 心の中まで馬鹿やってるわけ無いじゃないですか。







黙り込んだ私に彼はオロオロとするばかりで

あの戦場で見せた戦士の面影はどこかへ消えてしまっています。



フッと自分を蔑んで両手に顔を埋めます。

指を伝うのは 何?







「千鳥、泣くな。」



「・・・・・・ない。」



「泣くな。」



「泣いてなんかいない。」



「大丈夫だ。」



「・・・ねぇ、傍にいて?」



「当たり前だ。」



「・・うん。」







貴方の手が私の頭に触れるのがわかった。

何て暖かいの。



悲しみも知ったけど大人になれた。

でも、今くらいコドモに戻っても良いでしょう?

わけもわからずに泣いて

少しくらい甘えたっていいでしょう?





「ずっと、傍にいるから。」





どこからかそんな言葉が聞こえた気がした。



有難う。

貴方が来るまで私は独りだった。

キョーコとも違う・・貴方は私に「何か」をくれた。

















自分自身を哀れんでエレジーを歌うのはもう止めにしようか。



だって、ねぇ? 貴方が隣にいてくれるから。







































美しき日々











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SHINE前後 カナメ視点デス。

ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさいー うわ



無理ですねっ

ほんと無理。

でも・・俺、ギャグ書けない人なので。

すいませんホントもう勘弁してください。



とりあえず投稿。ぇ

マスターにとってペケならもう落としてしまって結構ですので。





かなそう萌えー

だから宗介は受けなの。







ああ因みにタイトルとかはメリーからの引用です。

大好き、メリー。ガラ君素敵。





2003/09/30 No.3 ギン/水城直人


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素材提供 BHMT















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